ボンクリ・フェス2020公式|“Born Creative”Festival 2020|東京芸術劇場


PROGRAM

アーティストの「好きなこと」を詰め込んだワークショップ・コンサート! Workshop and Concert

アンサンブル・ノマド

アンサンブル・ノマドメンバーによるコンサート

開催情報

シンフォニースペース(5F)

2020.9.26(土) 2020.9.26 Sat.
18:00~18:45

演 奏
アンサンブル・ノマド Ensemble NOMAD
ダースレイダー(ナレーション) DARTHRADER(Narration)
木村麻耶(語り) Maya Kimura(Narration)
本條秀慈郎(三味線) Hidejiro Honjoh(Shamisen)
fujicome
毎回ノマドの芸術監督、佐藤紀雄さんと「最近面白い音楽何聞きました?」みたいな、どちらかというと世間話みたいな感じで始まり、これやる?あれやる?みたいな感じで決まっていきます。今年は語りのある楽曲がいくつかありますね。ダースレイダーさんは佐藤紀雄さんが「すごい人がいるから」ということで呼んでくださいました。ボンクリの新しい側面が追加された感じになると思います。

Program 文:佐藤紀雄


1. 北爪道夫(中川統雄編)/サイド・バイ・サイド
 Michio Kitazume(arr. Norio Nakagawa): Side by Side

この作品の原曲は打楽器のソロ曲ですが、アフリカン・ドラムを思わせるダイナミックかつ疾走感あふれるこの魅力的な曲をアンサンブルでも楽しみたいと中川統雄さんにお願いして今日のバージョンを作って頂きました。なんと‼原曲のリズムはそっくりマリンバの超絶的なパートに生まれ変わり、他のパートはそれぞれ異なる複雑なリズムパターンでマリンバ・パートに正確に合いの手を当てていくという高難度なゲームに生まれ変わりました。


2. カローラ・バウクホルト/ねじの詩
 Carola Bauckholt: Schraubdichtung for Voice, Bass Clarinet, Cello and Percussion

ちょっと大ぶりなネジで木片や、ボール紙、管、ビニール、発泡スチロールなどを叩いたり、こすったりなどする時に発する色んな物音を生の楽器と声で再現して見せた興味深い音楽です。古来より作曲家は自然の音や物音を楽器や声で模倣し、音楽に乗せて楽しんで来ましたが、ドイツの作曲家カローラは一本のネジから不思議な詩を音で描きました。


3. アレハンドロ・ビニャオ/リズムの手帳 第三楽章
 Alejandro Viñao: Cuaderno del Ritmo III. d’aprés Khan Variations

アフリカ起源のマリンバは南米に渡り目覚ましい進化を遂げ、独特な民俗音楽を生みました。ですから、南米生まれのビニャオがマリンバを偏愛するのは自然な事です。今日演奏する第三楽章は“カーン・バリエーション”という副題がついています。カーンはパキスタンの国民的歌手の名前です。冒頭にマリンバで演奏される神秘的なテーマはカーンの歌う旋律から取られたものです。テーマは様々な形に変化し、リズムの変奏の技が繰り広げられてゆきます。


4. フレデリック・ジェフスキー/カミング・トゥギャザー
 Frederic Rzewski : Coming Together

作曲家であると同時にピアニストでもあるジェフスキーは音楽を社会問題と結びつけて活動を行ってきました。この作品では、ニューヨークの刑務所に収監された政治犯S.Jメルヴィルが友人に送った手紙の一部が読まれます。彼はそのあと警官に撃たれて死亡。執拗に繰り返される音型と言葉は小さなフレーズを簡単な級数法則によって重ねられていますが、客観的な方法を取る事により感傷を排し、抑えきれない激しい感情を冷静に確実に伝えたいとの意図の表れでもあるに違いありません。

チケット

チケットは完売しました

料金  500(税込)

定員あり、事前申込制(先着順)
未就学児入場不可
東京芸術劇場ボックスオフィス窓口及び、電話 0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)のみ受付。
「スペシャル・コンサート」のチケットをご購入の方のみ、「ワークショップ・コンサート」のチケットをご購入いただけます。
お申込み時に、「スペシャル・コンサート」のチケットに記載されている座席番号が必要です。
複数の部屋へご参加いただけます。
各部屋、参加人数分の「スペシャル・コンサート」のチケットが必要となります。
やむを得ぬ事情により、内容が変更になる場合がございます。
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