Artist

藤倉大

藤倉大 Fujikura Dai
作曲家/ボンクリフェス アーティスティック・ディレクター
Composer/Artistic Director

大阪生まれ。15歳で単身渡英しJ.ベンジャミンらに師事。1998年セロツキ国際作曲コンクールに当時最年少で優勝。これまでに数々の作曲賞を受賞、国際的な委嘱を手掛ける。オペラの国際評価も高く、2015年にシャンゼリゼ劇場、ローザンヌ歌劇場、リール歌劇場の共同委嘱によるオペラ《ソラリス》を世界初演。20年に自身3作目のオペラ《アルマゲドンの夢》を新国立劇場で世界初演。数々の音楽誌にて、その年のオペラ上演におけるベストに選出された。17年から東京芸術劇場で開催の「ボンクリ・フェス」アーティスティック・ディレクターを務める。23年に4度目となる尾高賞を受賞。近年の活動は多岐に渡り、リモート演奏のための作品発表や、テレビ番組の作曲依頼も多数。録音はソニー・ミュージックジャパンインターナショナルや自身主宰のMinabel Recordsから、楽譜はリコルディ・ベルリンから出版。
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アンサンブル・ノマド
アンサンブル・ノマド Ensemble NOMAD
現代音楽アンサンブル Contemporary music ensemble

ギタリスト佐藤紀雄の呼びかけによって集まった無類の個性豊かな演奏家によって結成されたアンサンブル。「NOMAD」(遊牧、漂流)の名にふさわしく、時代やジャンルを超えた幅広いレパートリーを自在に採り上げ、斬新なアイデアやテーマによるプログラムによって独自の世界を表現するアンサンブルとして内外から注目されている。

佐藤紀雄
佐藤紀雄 Sato Norio
指揮 Conductor

ギター奏者として古典のレパートリーのほか武満徹、高橋悠治、近藤譲、松平頼暁、福士則夫などの作品の世界初演を手掛け、また指揮者としても内外の現代作品の演奏、初演を行っている。1997年にアンサンブル・ノマドを結成し、音楽監督に就任。ソロ、アンサンブルのCDも多数リリースしている。

小濱明人
小濱明人 Obama Akihito
尺八 Shakuhachi

琴古流尺八および古典本曲(横山勝也伝)を石川利光、民謡尺八を米谷智に師事。NHK邦楽技能者育成会修了。尺八新人王決定戦優勝。ACCの助成によりNYへ留学。2018年より「小濱明人 尺八リサイタル」を連続開催。国立劇場主催「明日をになう新進の舞踊・邦楽鑑賞会」出演。ワールド尺八フェスティバル(シドニー/ロンドン)、ラ・フォル・ジュルネ(東京/フランス)他、多くの国際音楽祭に招待参加。尺八協奏曲をBERG Orchestraと世界初演(プラハ)。海外公演は36カ国に及ぶ。本曲三部作「寂静光韻」「LOTUS POSITION with 山下洋輔」「水~SUI~」他、計10枚のアルバムを発表。また「LOTUS POSITION」「The Shakuhachi 5」「伊藤多喜雄 TAKiO BAND」他多くのグループに参加している。学習院大学非常勤講師。(一社)日本尺八演奏家ネットワーク(JSPN)会員。
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レベッカ・ヘラー
レベッカ・ヘラー Rebekah Heller
ファゴット Bassoon

ファゴットの概念を覆す、ソロ・ファゴット奏者。
『ニューヨーカー』誌で「印象的なソロ・ファゴット奏者」と呼ばれ、2018年にニューヨーク・フィルでソロ・デビューし、シアトル交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、ニュー・ワールド交響楽団などとソリストとして共演。インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル(ICE)の芸術監督を務めた。数々の作曲家の作品を初演した。2019年からニュースクールのマネス音楽院の教員を務めている。
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ヤン・バング
ヤン・バング Jan Bang
エレクトロニクス Electronics

音楽家、レコードプロデューサー。ノルウェー南部の町クリスチャンサンで育ち、同郷の音楽家エリック・オノレと音楽活動を始める。ジョン・ハッセルやティグラン・ハマシアン、シゼル・アンドレセン、ニルス・ペッター・モルヴェル、アイヴィン・オールセット、アルヴェ・ヘンリクセンなどの音楽家たちとコラボレーションを重ねる。2005年からはライブリミックスをコンセプトとした即興音楽祭「プンクト」を立ち上げ、現代ノルウェーで最も革新的な音楽家の1人として活躍している。
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アイヴィン・オールセット
アイヴィン・オールセット Eivind Aarset
ギター Guitar

現在ノルウェーで最も人気があり、あらゆる音楽を吸収し、独自の音楽的ビジョンを持つギタリストである。静かな親密さから燃えるような激しさまで、多彩な表現が評価されている。バンドリーダーとしてJazzland Recordingsからデビューし、そのアルバムがNew York Timesにて「Miles以降のエレクトリック・ジャズのベストアルバムのひとつ」と評された。

アンネリ・ドレッカー
アンネリ・ドレッカー Anneli Drecker
ボーカル vocal

歌手・作曲家であり、80年代にノルウェーのトロムソで始まったアーティスティック・エレクトロニカのパイオニアのひとりである。ノルウェーのオルタナティブ・バンド”Bel Canto”と6枚のアルバム、4枚のソロアルバムをリリースし、”Röyksopp”や”a-ha”とコラボレーションしている。幅広いキャリアの中で、国内外のアーティストと共演し、アーティスト・俳優としての活動に対して、受賞および高い評価を得ている。

アウドゥン・エリエン
アウドゥン・エリエン Audun Erlien
ベース Bass

40年以上の長いキャリアを持ち、非常に人気の高いセッション・プレイヤー。ベンディク・オフセス、ニルス・ペッター・モルヴェルの『Khmer』(ECM Records)、アイヴィン・オールセット、マティアス・アイク、クヌート・ライエシュールドなど、著名なノルウェーのアーティストと数多くのアルバムに参加している。アンデシュ・エンゲンとともに、オスロのグルーネルロッカで自身のスタジオ『SuS』を運営している。

アンデシュ・エンゲン
アンデシュ・エンゲン Anders Engen
ドラムス drums

ノルウェーのドラマーであり、グラミー賞受賞プロデューサー。数多くのアルバムにクレジットされており、ブッゲ・ヴェッセルトフトのNew Conception of Jazz、モートン・ハルケット、ヴィザル・バスク、クヌート・ライエシュールド、クリスティン・アスビョルンセン、ビーディ・ベール、ビョルン・エイドヴァーグなど様々なミュージシャンとコラボレーションしている。ユニークな演奏は、ノルウェーの音楽シーンで非常に人気のあるミュージシャンであることを証明している。

大友良英
大友良英 Otomo Yoshihide

ターンテーブル奏者、ギタリスト、作曲家。実験的な音楽からジャズやポップス、NHKの朝の連続小説「あまちゃん」の作曲など作風は多種多様。日本はもとより世界各地で多くのアーティストとコラボレーションを行う。2019年にはNHK大河ドラマ「いだてん」の音楽を担当した。

木村まり
木村まり Kimura Mari
ヴァイオリン・モーションセンサー Violin, Motion Sensor

ヴァイオリニスト・作曲家。桐朋学園で江藤俊哉氏に師事。ジュリアード音楽院博士号を取得、今までに20ヵ国以上にて招待演奏。パリの国立音楽研究所IRCAMレジデント作曲家、ハーバード大学よりフロム委嘱受賞など受賞歴多数。カーネギー財団に2011年度「アメリカの誇る45人の外国人」唯一の日本人として選ばれる。1998年よりジュリアード音楽院の講師。2017年よりカリフォルニア大学アーバイン校芸術学部音楽科「作曲・即興・テクノロジー統合学科」の教授。MUGICセンサー開発の起業家としても2020年に米国下院、カリフォルニア州議会より表彰される。

メイ・イ・フー
メイ・イ・フー Mei Yi Foo
ピアノ Piano

2013年BBCミュージック・マガジンの最優秀新人賞を受賞したマレーシアのピアニスト。ヨーロッパ、アジア、アメリカ各地のオーケストラと精力的に共演している。新しい音楽を支持しており、現代の作曲家と定期的に共演し、ルツェルン(スイス)、ウルトラシャル(ドイツ)、プンクト(ノルウェー)、ハダースフィールド(イギリス)、Das Neue Werk(ハンブルク)などの音楽祭に定期的に出演している。また、フィルハーモニア管弦楽団の「Music of Today」シリーズにも出演している。

バルトシュ・ヴォロフ
バルトシュ・ヴォロフ Bartosz Woroch
バイオリン Violin

ポーランド出身のバイオリニスト。ロイヤル・フィル、オークランド・フィル、ベルン響、ポーランド放送響などと共演し、世界各地で多彩なキャリアを積んでいる。また、スティング、ペッカ・クーシスト、ユリ・ケイン、ニコラス・ダニエル、ナバラ、ルトスワフスキ・カルテットなど様々なアーティストと、ロイヤル・アルバートホール、ウィグモアホール、パレ・デ・ボザールなどで共演している。

スー・イン・タン
スー・イン・タン Su Yin Tan
打楽器・ガムラン Percussionist, Gamelan

マレーシア出身の打楽器奏者。マンハッタン音楽院を卒業し、現在、フェニックス交響楽団とツーソン交響楽団で活動している。北京、ハノイ、マカオ、シンガポール、台北、東京などの主要都市でツアーや公演を行っている。また、ハンズ・パーカッション、マレーシア・フィル、クアラルンプール・シティ・オペラなど、地元のアンサンブルとのコラボレーションも行っている。

パク・デイン
パク・デイン Pak Dain
影絵 Shadow Puppet

人形つかい師、語り部。1978年にマレーシア国立大学で人類学を専攻し、学士号を取得。1990年代から国内外で公演を行い、Wayang Kulit Melayu Tradisional Kelantanのギャラリーも運営しながら、若い世代に影絵を継承している。

大石将紀
大石将紀 Oishi Masanori
サクソフォン Saxophone

東京藝術大学卒業、同大学大学院修了後、渡仏。文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリ国立高等音楽院で学ぶ。帰国後は東京オペラシティ「B→C」、サントリーサマーフェスティバル、東京オペラシティコンポージアム、武生国際音楽祭などに出演。また国内を初めヨーロッパやアジアにおいても活動している。「東京現音計画」メンバーとして第13回佐治敬三賞、またアルバム「SMOKE」が令和元年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞受賞。OFFICIAL SITE

檜垣智也
檜垣智也 Higaki Tomonari
「電子音楽の部屋」監修
Electronics Music Room Supervisor

愛知県立芸術大学大学院修了。博士(芸術工学、九州大学)。フランス留学中に現代音楽の作曲とアクースモニウムの演奏で注目される。ボンクリでは1回目から電子音楽の部屋の監修を担当。ハーバード大学、ケルン大学、Futura音楽祭等で招待公演を行う。フランス国立視聴覚研究所音楽研究グループ、回路の詩神、高橋アキ等から委嘱をうける。3枚のソロCDをリリース。第5回国際リュック・フェラーリ・コンクール最高賞(2003)、第18回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品(2014)、大阪文化祭奨励賞(2022)など受賞、入選多数。東海大学准教授、大阪芸術大学大学院客員教授。

永見竜生 [Nagie]
永見竜生 [Nagie] Nagami Tatsuo[Nagie]
エレクトロニクス Electronics

マルチ・サウンドクリエイター、レコーディング・エンジニア。藤倉大/ 歌劇「ソラリス」(東京芸術劇場 2018) にてエレクトロニクス / サウンドプロジェクションを担当。蒲池愛の現代音楽作品のMaxプログラミングを行いISCM、ICMC、NIMEに入選。aikamachi+nagie , ANANT-GARDE EYESとしてCM、アニメ、映像作品のRecordingからMix、作曲を行う。卓越した音響加工の手腕が評価されている。
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芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインド(GOA)
芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインド(GOA)
アカデミー生によるサクソフォン四重奏
GEIGEKI Orchestra Academy for Wind
海老原美保 Ebihara Miho
田嶋玲奈 Tajima Reina
平井千紘 Hirai Chihiro
宮楠菜穂 Miyagusu Nao

2014年から東京芸術劇場が展開している若き管打楽器奏者のための無償のアカデミー。ミュージック・アドヴァイザー福川伸陽をはじめ、国内外の第一線の現場で活躍する音楽家が講師を務める。「演奏家から〈音楽家〉へ」のスローガンのもと、アカデミー生はレッスン、キャリアアップゼミ、コンサートの3つのカリキュラムを通して、音楽の幅広い表現力と社会で活躍するためのセルフプロデュース能力の向上を目指す。

石丸耕一
石丸耕一 Ishimaru Koichi
「トーンマイスター石丸の部屋」講師
Tonmeister Ishimaru's Room

東京芸術劇場 サウンドディレクター。
舞台音響を辻亨二氏に、オペラの音響をボリショイ劇場元芸術監督ボリス・ポクロフスキー氏に師事。歌舞伎座、新橋演舞場勤務の後、東京芸術劇場にて「藤倉大/歌劇『ソラリス』全幕 *演奏会形式」(2018)、野田秀樹演出「モーツァルト/歌劇『フィガロの結婚』~庭師は見た!」(2015・2020)、岡田利規演出「團伊玖磨/歌劇『夕鶴』(新演出)」(2021)等のサウンドデザインに携わる。2017年から現在まで「Born Creative Festival」のサウンド・ディレクターを毎年務める。2018年東京芸術劇場で開催された「LA FOLLE JOURNEE TOKYO」のサウンド・ディレクターを務める。
昭和音楽大学講師を兼務。日本舞台音響家協会副理事長。

交通アクセス
東京芸術劇場
東京都豊島区西池袋1丁目8-1
JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分
駅地下通路2b出口と直結しています


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